2017年05月15日

グリム傑作童話集

「グリム傑作童話集」
★★★★



「漁師とおかみさん」
あるところに貧しい漁師がいた。彼は漁でしゃべる魚を釣り上げた。その魚は、自分は魔法の王子だと言うので、漁師はその魚を放してやる。漁師は、自分の妻の頼みを聞き、助けてやったお礼として、その魚に妻の願いをかなえてくれるように頼むのだが、妻の願いは際限がなく・・・。人間の欲には限界がないことがよく分かる。一つ何かを手に入れたら、次のものが欲しくなるのだ。そんな生き方ではどこかで破綻が生じる、と言う教訓を込めた物語である。

「勇ましいちびの仕立屋」
全然強くはないのだが、気持ちだけは勇敢なちびの仕立屋がいた。彼は多くの人に自分が勇敢なことを知らせるため、旅に出る。そして巨人に出会い、その試練を、知恵を働かせて乗り切る。その後も頭を使って難題をクリアする。体力がなくても、勇気と知恵があれば成功できることを教えられる。

「ルンペルシュティルツヒェン」
あるところに、美しくて働き者の娘がいた。父親にとっては自慢の娘で、仕事で王宮に行った時王様に、自分の娘は藁から金を作れると嘘をついてしまう。そこで王様はその娘を呼んで、藁から金を作るように命じる。途方に暮れる娘だが、奇妙な小男が現れて、彼女を助けてくれる。しかし、その男は代価としてとんでもない要求をして・・・。無理難題をクリアして幸せをつかむというパターンである。

他2編収録。一つひとつの物語は短いので、その不思議な世界に浸っているうちに、全て読み終えてしまえる、そんな一冊である。
posted by 三毛ネコ at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ラダーシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする