2017年08月12日

ロビンソン・クルーソー

「ロビンソン・クルーソー」         ダニエル・デフォー
★★★★★



ロビンソン・クルーソーは小さいころから海に出てみたかった。18歳になると、船乗りになる決心をして家を出る。そして1年後、船に乗ることになる。船旅の後、ロンドンに着いて、次にアフリカに向けて出発する。

しかし、カナリア諸島のあたりで海賊に襲われる。そして海賊にサリー港というところに連れて行かれ、ロビンソンはトルコ人の海賊の奴隷にされる。それでも、小舟に乗せられている時に隙を見つけて海賊を海に突き落とし、その船で逃げる。

その後、ブラジルで農園を経営し、成功する。だがある時、乗っていた船が嵐に遭い、無人島に漂着する。生き残ったのはロビンソン1人だった。

船から使えそうな物を全て島に運び、無人島生活が始まる。

安全な場所を見つけて寝床を作ったり、野生のヤギを捕って食べたり、いやはや無人島で生き延びるのも大変である。

無人島での生活は厳しかったが、神への祈りと聖書が支えになった。ロビンソン・クルーソーはこの状況を切り抜け、祖国へと戻れるだろうか。

実際に生活するのは大変だろうが、小説として読んでいる分にはエキサイティングで面白い。人間が生きるには様々な物が要ることに改めて気づかされる。そして、人間のタフさと生命力を感じさせてくれる作品になっている。
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2017年08月05日

盲導犬クイールの一生

「盲導犬クイールの一生」             石黒 謙吾
★★★★★



1986年6月、ジョナサン(後のクイール)は生まれた。ラブラドール・レトリバーである。生まれた5匹の子犬の中で、ジョナサンは最も静かな犬だった。ジョナサンの父親のマックは何匹もの盲導犬の親だった。ジョナサンには盲導犬の血が流れていたといえる。その頃(今でもそうだが)、視覚障がい者に比べて、盲導犬の数は圧倒的に足りていなかった。

飼い主のレンは子犬たちを盲導犬にしたいと考え、訓練士の悟(さとる)に子犬を見せる。悟が選んだのはジョナサンと、アンディという子犬だった。レンはジョナサンに盲導犬の訓練を受けさせることに決めた。

そしてジョナサンは、パピーウォーカーの仁井夫婦に預けられる。その時に、ジョナサンは「クイール」という名前になった。そして8か月後、クイールは仁井夫婦と別れ、訓練を受けることになる。

クイールは、動く前にまず考える犬だった。そのため、他の犬より行動が一呼吸遅れるのだ。クイールは、能力の点では普通だが、従順でくせのない性格が盲導犬向きだったという。クイールは無事訓練を終えて、一人前の盲導犬として活躍することができるのか?この続きは本書で。

盲導犬になるためには、生まれ持った性格が重要であるようだ。賢ければいい、という訳でもない。なかなか狭き道なのだ。それだけでなく、盲導犬の訓練士になるのも大変である。100人が訓練士としてトレーニングを受けて、最後まで残ったのはたった13人だったという。

そんな厳しい訓練の末に、視覚障がい者の役に立つ盲導犬が養成されていく。もっと盲導犬の数を増やし、多くの人がその恩恵を受けられるようにしてほしいものだ。そんなことを考えさせられた。
posted by 三毛ネコ at 11:04| Comment(0) | ラダーシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする