2013年08月03日

雪男は向こうからやって来た

「雪男は向こうからやって来た」                   角幡 唯介
★★★★



 
 雪男。そんなものいるわけない,と思っていた。ネス湖のネッシーと同じタイプのうわさだろうと。
 
 しかし,この本によれば日本の複数の有名な登山家が雪男らしいものを見たという。だが,それは一般にイメージされる雪男とは違うようなのだ。その話を読んでいると,だんだん「これは本当ではないか」と思えてくる。
 
 真偽を確かめるべく,著者を含む雪男捜索隊はヒマラヤへと向かう。まともな登山家が雪男の探索を大真面目にしている。雪男にはそれほど人を引きつける魅力があるのだろう。誰かが言っていた,「意味のないことに情熱を燃やせるのが男なのだ」と。
 
 そして著者はひとりで雪男探索を行う。果たして,雪男の存在は証明されるのか?答えは本書にある。前作もそうだったが,この人の文章はすっきりしていて読みやすい。さすがに朝日新聞に記者として5年勤めただけのことはある。全体的な面白さでは前作のほうが上である。しかし,この本も楽しめた。夢とロマンを求める人に。
posted by 三毛ネコ at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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