2016年05月07日

本は死なない

「本は死なない」                      ジェイソン・マーコスキー
★★★★



私はkindleのファンである。日本語版の初代kindleからkindle voyageまで、新モデルが発売されるたびに買ってきた。もちろん、kindle Oasisも購入した(ウォールナットカラーを選んだので、手元に届くのは6月なんです・・・)。だから、kindle開発者である著者が何を書いているかに興味があった。

だんだん、本が売れなくなってきている。読書好きとしては、本が将来どうなるかが気になる。この本によれば、電子書籍が中心になり、紙の本は生き残るが、それは一部のベストセラーだけになるという。

2014年の本なので、少し内容は古いのだが、kindle開発の経緯などを知ることができ、興味深い。2010年の調査では、ひと月当たりの娯楽費の29%が動画関連であり、本が占めるのは5%にすぎない。現在では、もっとその差は開いているだろう。

著者は、kindleには読者の感情を揺さぶる要素が欠けていると指摘する。たとえば、サスペンス小説を読んでいる時に、重要な場面になると銃撃音が鳴り響くような仕掛けが必要だと。確かに、そんな機能があればもっとkindle本を楽しめるだろう。

他にも、将来の電子書籍や本のあり方について実現しそうな予測がされている。また、著者の本に対する愛情も伝わってくる。この人は本当に本の将来性について真剣に考えているのだ。まだ実現していないことも多いが、未来の本について大いに夢を与えてくれる書籍だった。
posted by 三毛ネコ at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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