2017年04月02日

アンデルセン珠玉童話選

「アンデルセン珠玉童話選」               アンデルセン
★★★★★



・THE STEADFAST TIN SOLDIER(錫の兵隊) 25体のすずの兵隊があった。一つのスプーンから作られていたので、彼らはみんな兄弟だった。その中に1体だけ片足がない兵がいた。最後に作られたため、すずが足りなかったのだ。彼らはある少年の持ち物だった。兵隊の周りには、紙の城、ガラスのかけらでできた湖、紙でできた踊り子の少女などがあった。片足の兵隊は、その踊り子に恋をする。しかし、彼には思いもよらない運命が待ち構えている。不器用だが、一途な愛を描いた短編である。

・THUMBELINA(親指姫) 小さい子供が欲しいと思っている女性がいた。彼女は魔法使いのところに相談に行き、特別なトウモロコシを植えれば子供ができると教えてもらう。その通りにすると、花が咲き、その中から親指ほどの大きさの女の子が出てくる。その子は親指姫と名付けられた。彼女は歌を歌ったり、水を張った皿に浮かべたチューリップの葉に乗ったりして遊ぶのだった。しかしある日、姫はヒキガエルたちにさらわれてしまう。そのヒキガエルの息子の妻にさせられそうになるが、そのことを知った魚たちの機転で救われる。その後も、親指姫に降りかかる過酷な運命。それでも、けなげに生きようとする姫の姿勢に心を打たれる。

・THE UGLY DUCKLING(醜いアヒルの子) あまりにも有名な話なので、あえてあらすじは書かない。しかし、子供の時は読み飛ばしてしまっていたが、大人になってから読むと、そのメッセージ性に気がつく。この話から私が連想したのは、「才能」である。ある子供は小さいころから才能の片鱗を見せる。そのまま大人物になる可能性もある。しかし、世の中には大器晩成型の人物もいる。この物語に出てくる「醜いアヒルの子」はまさにそういうタイプの子だと思うのだ。幼いころにパッとしないからといって諦めるのではなく、じっくりと時間をかけて才能を開花させてやることもできるだろう。この作品からは、そんなメッセージを読み取ることができた。
posted by 三毛ネコ at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ラダーシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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