2019年03月10日

アガサ・クリスティーの傑作です。2度読んでもその着想に感心します。

「オリエント急行殺人事件」              アガサ・クリスティー
★★★★★



私が初めて読んだアガサ・クリスティーの作品である。それまで、ミステリーと言えばシャーロック・ホームズと江戸川乱歩ぐらいしか知らなかったので、この小説には度肝を抜かれた。こんなミステリーがあるんだ、と感心したものである。リライト版でもう一度読んでみることにした。

主人公はもちろん、エルキュール・ポアロ。シリアで一仕事して、英国に帰るためにイスタンブールからオリエント急行に乗った。そこで、旧友で国際寝台列車会社の重役、ブーク氏と会う。普通ならこの時期は客が少ないはずなのだが、この時はなぜか客室が満員だった。そこで、ポアロはマックイーンというアメリカ人と相部屋になる。しかし、途中で新しい寝台列車を連結し、ポアロは1人部屋に移ることができた。だが、列車は雪で立ち往生する。

そして、乗客の1人が殺される。雪のため、列車の外から犯人がやって来て外に出て行くことは不可能である。犯人は列車の中にいるのだ。いくつか手がかりは見つかる。しかし、犯人が捜査を混乱させるために置いていった可能性もある。

次々と容疑者に質問をしていくポアロ。しかし、全員に犯行時刻のアリバイがある。いったい、誰が犯人なのか。ポアロは、真相にたどり着くことができるのか……

トリックや真相はすでに知っているのだが、それでも改めて読むとその着想に感嘆せざるを得ない。ミステリーの女王、アガサ・クリスティーにしか書けなかった作品であろう。
posted by 三毛ネコ at 14:45| Comment(0) | ラダーシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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