2017年12月02日

エドガー・アラン・ポー怪奇傑作選

「エドガー・アラン・ポー怪奇傑作選」         エドガー・アラン・ポー
★★★★★



エドガー・アラン・ポーの短編集3つを収録した本である。

・黒猫 「私」の独白という形で物語が展開する。小さいころから動物好きだった私。両親はそれを知ってたくさんの動物を飼わせてくれた。しかし、大人になって大酒を飲むようになり、「私」の性格は変わってしまう。妻を殴ったり、動物にもひどい仕打ちをするようになったのだ。そして、飲み過ぎて帰宅したある日、愛猫プルートに対して彼がした仕打ちとは・・・そんなことをした理由が描写されるが、とても共感できない。だんだんと狂気に犯されていく男の特殊な心理が描かれる。日本語で読んでいたら気分が悪くなるような話である。

・ウィリアム・ウィルソン この話も「私」の一人称で語られる。私は一族から想像力と激しやすい性格を受け継いだ。我が強く、自分の意志のみに従って生きていた。しかし、「私」と同姓同名の生徒(ウィリアム・ウィルソン)だけは「私」の言葉に従わなかったのだ。そしてその同姓同名の男と「私」は誕生日まで同じだった。ほぼ毎日、私とその男は口論をしていた。ウィルソンは「私」にとって厄介な存在だった。その後の人生でも、先々にもう一人のウィリアム・ウィルソンの影が・・・彼は一体何者なのか?それはラストで明らかになる。

・黄金虫 「私」が友人のルグランを訪ねた時、ちょっと変わったコガネムシを発見したことを知る。ルグランは虫の収集が趣味なのだ。しかし、その発見の後、ルグランの様子がおかしくなった。何か計算ばかりしているのだ。そしてルグランの召使いのジュピターに連れられて、「私」がラグランのところへ行くと、彼は一生懸命何かを探しているようだった。どうやら、彼が探しているのは伝説の財宝のようだ。果たして、そんなものが本当にあるのだろうか?わずかな手がかりから鋭い推理をしてみせたラグランの洞察力には感心した。人も死なず、読後感も良い短編だった。
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2017年11月25日

ローマの休日

「ローマの休日」              イアン・マクレラン・ハンター
★★



有名な映画のノベライズ板のようだ。映画とはちょっと違うのかな、と思って読んでみた。

主人公はアン王女。ローマを訪れているのだが、しなければならない公務の量にうんざりしている。そこで、アン王女は庭に止まっていた小さなトラックの荷台に乗って大使館を脱出する。しかし、アンの主治医が処方した睡眠薬が効いて、公園のベンチで寝てしまう。そこへ通りかかったのが新聞記者のジョー。公園で寝ようとしているアンを捨てておけず、自分の家に連れて行く。

そのころ、大使館は大騒ぎになっていた。アン王女の行方を案じる大使たち。一方、ジョーはアン王女のインタビューのことで上司のヘネシーに会いに行く。そこで新聞を見たジョーは、王女が昨夜会った女性であることに気づく。

そしてジョーは、彼女のプライベートや夢、恋愛などについて個人的にインタビューすることを思いつく。それが5000ドルの価値があると言われ、がぜんやる気になるジョー。

アン王女と話し、カメラマンのアービングを呼んで、王女のネタを集めようとするのだが、彼女に付き合って行動するうちに、ジョーの心境に変化が・・・

映画の方は2回見たが、このノベライズ板が映画と全く同じだったので、ちょっと興ざめだった。まあ、読んだ分だけ自分の英語力のプラスになっていればいいのだが。この作品に関しては、ノベライズ板より断然映画を見るべきだと思う。
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2017年11月11日

エジソン・ストーリー

「エジソン・ストーリー」            ジェイク・ロナルドソン
★★★★



トーマス・エジソン。誰もが知る、世界の発明王である。その彼が生まれたのは、アメリカ、オハイオ州だ。エジソンは小さいころから、物が何でできているのか、その中に何があるのかといったことに興味を抱いていた。好奇心が旺盛で、なぜ鳥は飛べるのかと思って実験をしたり、ミツバチの巣の中はどうなっているのかと思い、解体してハチに襲われたりもした。

小学校に行くようになると、エジソンは学校にとって最悪の生徒になった。教師はエジソンをどう扱ったらいいのか分からず、母親が家で勉強を教えることにしたのは有名なエピソードである。

母がエジソンに読み書きを教え、エジソンはすぐに父親の蔵書を全て読み終わってしまった。ある日、母がエジソンに科学の本を買ってやると、エジソンは興味を持ち、科学の本を大量に読むようになる。電気にも興味を抱き、その実験もするようになる。

しかし、金が足りず、列車で新聞などを売って実験費を稼いだ。それが当たって、3人も人を雇ってこのビジネスをすることになるのだ。エジソンは列車の中で最新ニュースを印刷するようにして、新聞をたくさん売った。まだ14歳の時である。

その後、エジソンは電信技師になる。耳が悪かったので、他の仕事より彼に向いていたのだ。エジソンの最初の発明は「ダブル・トランスミッター」だった。一度に2つのメッセージを送れる通信機で、便利だったのだが、残念ながら買ってくれる会社はなかった。

しかし、そこからエジソンは次々と新しい発明をしていく。そして誰もが知るように、実用的な電球、蓄音機、映画のカメラなどを発明し、大発明家となっていくわけだ。

読むと、エジソンが挫折や困難を乗り越えて発明に人生を賭けていたことが分かる。天才発明家の人生をたどることは、興味深い読書体験となった。
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2017年10月29日

不思議の国のアリス

「不思議の国のアリス」            ルイス・キャロル
★★★★★



主人公のアリスは川べりに座って退屈だった。お姉ちゃんの本を覗いてみても、絵も会話もない本で、つまらない。そこへ、なぜかとても急いでいる白ウサギが通りかかり、興味を持ったアリスは後を追う。ウサギは走ってウサギ穴の中に入り、アリスも続く。穴の中の壁は本棚で一杯だった。そしてアリスは穴深くにどんどん落下していく。地球の裏側に出るのではないかと思いながら。

ようやく落下が止まると、そこは不思議の国だった。そしてアリスは鍵のかかったドアだらけの部屋に取り残される。部屋から出ることができず、困ってその部屋にある液体を飲むと、体が小さくなった。それでも部屋から出られず、そこにあった小さなケーキを食べると、また元の大きさに戻る。

そんなドタバタがあり、白ウサギには召使いと間違えられ、手袋とうちわを持ってくるようにいわれる。その途中で、アリスはまた、発見した液体を飲み、部屋いっぱいまで体が大きくなってしまう。どうにもならなくなって困り、そこにあったケーキを食べて体が小さくなり、やっと外へ出られる。さて、この不思議の国でアリスはどうなってしまうのか。彼女を待ち受ける運命は?

その後も、タバコをふかすイモムシが出てきたり、魚の顔の従僕が現れたりと、奇想天外な話が展開する。

作家の想像力のたくましさを存分に堪能した一冊だった。
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2017年10月21日

日本の経済

「日本の経済」                 小林 佳代
★★★



日本の経済を解説した本。といっても、2005年に出た本なので、最新の経済状況については書かれていない。

戦後の日本の再建は傾斜生産方式で始まった。石炭や鉄鋼などの第一次産業に力を入れたのである。そして、1956年には経済白書に、有名な「もはや戦後ではない」という言葉が現れる。

所得倍増計画の下、GNPは2倍になった。東京オリンピックも開かれ、1968年にはGNPで世界2位になる。

もちろん、いいことばかりではなく、水俣病やイタイイタイ病の発生など、経済発展の陰の側面もあるのだが。

1980年代後半には「バブル経済」が到来する。そのころは、地価は絶対に下がらないという「土地神話」がまかり通っていた。しかし、政府や日銀がバブルを抑えようとしたことが原因で、バブルは崩壊する。それから、失われた10年に入って今に至るわけだ。

ほかにも、日本独自の管理システムについても説明されている。株式持ち合い、メインバンクシステム、トヨタのカイゼンとカンバン方式など。

戦後、官僚が主導して日本を発展させてきたことも説明されている。しかし、規制緩和や産業の自由化につれてそのシステムも変わっていった。

改めて日本経済の変遷を見ると、いい時代だったのだな、と思う。景気は右肩上がり。年功序列で地位や給料が上がっていく。今では考えられない話である。それに比べると、現在は激動の時代と言えるだろう。IoT、人工知能、シェアリング・エコノミー……。時代が、生活のあり方が大きく変わろうとしている。そんな今を生き抜く大変さをしみじみ感じさせられた本だった。
ラベル:リライト 多読
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2017年10月14日

エドガー・アラン・ポー傑作短編集

「エドガー・アラン・ポー傑作短編集」        エドガー・アラン・ポー
★★★★★



エドガー・アラン・ポーの短編集である。

・アモンティラードの樽 「私」はフォルチュナートという人物にひどい目に遭わされてきたので、その復讐をするつもりである。「私」は謝肉祭の時期にアモンティラードという特別なシェリー酒を手に入れたとフォルチュナートに言い、自分のワインセラーに彼を連れて行く。「私」が思いついた復讐とは…なかなかブラックな話である。超短編だが、毒はたっぷり。

・アッシャー家の崩壊 アッシャー家に数週間泊まることになった「私」。その家は灰色の壁、目のような窓、枯れつつある木により、見ただけで心が重くなる外観だった。アッシャーと「私」は親友だった。そんなおどろおどろしい家に入っていく「私」。久しぶりに会ったアッシャーはひどく変わっていた。「私」はアッシャーをなんとか元気づけようとするのだが、彼の中には決して変わらない暗い部分があった。滞在中、アッシャーの双子の妹、マデラインが亡くなり、遺体は地下室に置かれるが……重苦しい雰囲気で、ホラー感に満ちた作品である。

・モルグ街の殺人 世界初の名探偵、デュパンが活躍する作品である。夜が好きな名探偵。ある日、レスパネ夫人という女性とその娘が殺される。事件当時、周辺にいた人々は誰かの声を聞いたという。ある人はロシア語のようだったと言い、別の人はドイツ語だったと言う。そして、死体があった部屋は密室だった。デュパンはこの謎を解くことができるのか?論理的に考え、推理を積み上げていくあたりは、まさに名探偵である。本作は、推理小説の原点とも言われているそうだが、まさに古典的ミステリーの王道を行くような作品であり、真相にも意外性がある。非常に楽しめた。
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2017年10月07日

オペラ座の怪人

「オペラ座の怪人」                 ガストン・ルルー
★★★★★



パリ、オペラ座の支配人、ドビエンヌとポリニーはダンサーの1人からオペラ座でゴーストを見たという話を聞く。ある女性は、それは骸骨の姿だったという。別の人は、目はブラックホールのようで、鼻はなかったという。そして、怪人のためにオペラ座のボックス席5番がいつも空けてある。

その時、オペラ座では「ファウスト」が上演されていた。しかし、オペラの主役女優が具合が悪くなり、若手女優のクリスティーヌが主役に抜擢される。大役を果たし、失神したクリスティーヌ。控室で意識を取り戻し、謎の力強い男の声を聞く。その声に答えるクリスティーヌ。しかし、男の姿は見えなかった。

そしてオペラ座の支配人はモンシャルマンとリシュールに代わる。最初は、2人とも「オペラ座の怪人」はジョークだと思っていたのだが、そうではないことが分かってくる。

ラウルという子爵がクリスティーヌを愛していた。そして、オペラ座の怪人も同じ気持ちだった。クリスティーヌはどちらのものになるのか。そして、この話はハッピーエンドを迎えるのだろうか。

この話もなんとなく知ってはいたのだが、半分以上は知らないストーリーだった。怪人の企みに巻き込まれていくラウル。後半にはハラハラさせられるシーンも盛り込まれている。何度も映像化・舞台化されただけあって、リライトされていてもなかなかの傑作である。
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2017年09月24日

宝島

「宝島」                R・L・スティーヴンスン
★★★★★



主人公の少年、ジムの両親は「ベンボー提督亭」を経営している。老いた水夫がそこに滞在していた。ジムたちはその水夫を「キャプテン」と呼んでいたが、あるひ、ある男がキャプテンを訪ねてくる。その男を見て、キャプテンは顔面蒼白になる。2人は話をするが、キャプテンはその男を短剣で切りつけ、追い払った。

しかしその後、キャプテンは脳卒中を起こして倒れた。その後、船乗りの格好をした別の(盲目の)男がキャプテンを訪ねてきて、その直後にキャプテンは死んでしまう。ジムと母親はキャプテンの持ち物を調べ、「宝島」の地図を発見する。盲目の男、ピューもその地図を探していたが、一足遅かった。この男たちは海賊だったのだ。その地図には、海賊フリント船長が宝を隠した場所が記されていた。ジムたちはその島に行くことに決める。

ここから、皆さんの多くがご存じの冒険活劇がスタートするわけである。宝の地図、そこに書かれた意味ありげな言葉、そして海賊・・・これで面白くならないわけがない。

世界中がすっかり冒険され尽くした現在では、この小説のような夢を膨らませることは難しい。しかし、そんなロマンを一度は感じてみたい。そのような感想を持たせてくれる名作である。
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2017年08月19日

チップス先生さようなら

「チップス先生さようなら」            ジェームズ・ヒルトン
★★★



ブルックフィールド校に勤める教師、チップス先生。彼が新米教師として働き始めるところから物語は始まる。コリーという生徒が、初めてチップス先生が教師として罰を与えた生徒だったのだが、チップスはその子、孫までも受け持つことになるのだ。

チップス先生の部屋は簡素で、教師の部屋らしく、いくらかの本とスポーツの賞などが置いてあった。本はクライム・ノベル、ライトノベル、歴史の本など。

時が経ち、チップスは48歳になった。ある日、グレートゲーブルという山に登っていて、チップスは1人の若い女性が手を振っているのを見た。彼女が何か危機的な状況にあると思って、急いでそこへ行こうとしたが、足を滑らせて自分の足を痛めてしまう。実際は、その女性は友達に手を振っていただけだったのだ。

チップスは歩くことができず、その女性の助けが必要だった。彼女の名はキャサリン。看護師である。彼女は美しく、2人はすぐに恋に落ち、結婚する。

それから、チップス先生は変わった。ユーモアがより上質になり、考え方が紳士的で賢明になったのだ。キャサリンはとても頭のいい女性だった。彼女はチップスの考え方にも影響を与えていく。彼女の考えを受け入れ、チップスはロンドンの生徒たち(ブルックフィールド校の生徒に悪い影響を与えると思われていた)とサッカーの交流試合をする。別に問題は起こらなかった。

チップスは、10回に1回ぐらいはキャサリンの言うことを聞かなかったのだが、後になってみるとアドバイスを聞いていた方が良かった、と思うことも多かった。

そんな彼も老いていく。が、生徒に対するユーモアのセンスは忘れなかった。こんな風にして、ブルックフィールド校での教師としての日々が描かれていく。

しかし、難しい・・・。全く知らない話ということもあるが、具体的な表現より、抽象的な言い回しの方が多いので、内容がなかなかスッと頭に入ってこない。イギリスらしいユーモアとウイットにあふれている、と紹介されているが、そんなものはほとんど感じ取れない。それでも後半は少し読みやすくなった。

間違いなく、今までのラダーシリーズで一番難しい作品だった。
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2017年08月12日

ロビンソン・クルーソー

「ロビンソン・クルーソー」         ダニエル・デフォー
★★★★★



ロビンソン・クルーソーは小さいころから海に出てみたかった。18歳になると、船乗りになる決心をして家を出る。そして1年後、船に乗ることになる。船旅の後、ロンドンに着いて、次にアフリカに向けて出発する。

しかし、カナリア諸島のあたりで海賊に襲われる。そして海賊にサリー港というところに連れて行かれ、ロビンソンはトルコ人の海賊の奴隷にされる。それでも、小舟に乗せられている時に隙を見つけて海賊を海に突き落とし、その船で逃げる。

その後、ブラジルで農園を経営し、成功する。だがある時、乗っていた船が嵐に遭い、無人島に漂着する。生き残ったのはロビンソン1人だった。

船から使えそうな物を全て島に運び、無人島生活が始まる。

安全な場所を見つけて寝床を作ったり、野生のヤギを捕って食べたり、いやはや無人島で生き延びるのも大変である。

無人島での生活は厳しかったが、神への祈りと聖書が支えになった。ロビンソン・クルーソーはこの状況を切り抜け、祖国へと戻れるだろうか。

実際に生活するのは大変だろうが、小説として読んでいる分にはエキサイティングで面白い。人間が生きるには様々な物が要ることに改めて気づかされる。そして、人間のタフさと生命力を感じさせてくれる作品になっている。
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2017年08月05日

盲導犬クイールの一生

「盲導犬クイールの一生」             石黒 謙吾
★★★★★



1986年6月、ジョナサン(後のクイール)は生まれた。ラブラドール・レトリバーである。生まれた5匹の子犬の中で、ジョナサンは最も静かな犬だった。ジョナサンの父親のマックは何匹もの盲導犬の親だった。ジョナサンには盲導犬の血が流れていたといえる。その頃(今でもそうだが)、視覚障がい者に比べて、盲導犬の数は圧倒的に足りていなかった。

飼い主のレンは子犬たちを盲導犬にしたいと考え、訓練士の悟(さとる)に子犬を見せる。悟が選んだのはジョナサンと、アンディという子犬だった。レンはジョナサンに盲導犬の訓練を受けさせることに決めた。

そしてジョナサンは、パピーウォーカーの仁井夫婦に預けられる。その時に、ジョナサンは「クイール」という名前になった。そして8か月後、クイールは仁井夫婦と別れ、訓練を受けることになる。

クイールは、動く前にまず考える犬だった。そのため、他の犬より行動が一呼吸遅れるのだ。クイールは、能力の点では普通だが、従順でくせのない性格が盲導犬向きだったという。クイールは無事訓練を終えて、一人前の盲導犬として活躍することができるのか?この続きは本書で。

盲導犬になるためには、生まれ持った性格が重要であるようだ。賢ければいい、という訳でもない。なかなか狭き道なのだ。それだけでなく、盲導犬の訓練士になるのも大変である。100人が訓練士としてトレーニングを受けて、最後まで残ったのはたった13人だったという。

そんな厳しい訓練の末に、視覚障がい者の役に立つ盲導犬が養成されていく。もっと盲導犬の数を増やし、多くの人がその恩恵を受けられるようにしてほしいものだ。そんなことを考えさせられた。
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2017年07月29日

星の王子さま

「星の王子さま」                        サン=テグジュペリ
★★★★★



「僕」はパイロットで、6年前にサハラ砂漠に不時着する。飲み水は8日分しかなかった。そこで「僕」は小さな少年と出会う。彼は「絵を描いて」と頼む。それが小さな王子さまとの出会いだった。

王子はどうやら他の星から来たらしい。その星は非常に小さい。トルコ人の天文学者がその星を発見したのだが、トルコの民族衣装を着ていたため、誰も彼の言うことを信じなかった。大人は外見や肩書きで人を判断する。

また、大人は数字が好きである。身長は何センチか、両親はいくらお金を稼いでいるか、どれくらいの価値の家に住んでいるか、など。本当に大事なのはそんなことではない、とこの本は主張する。どんな声をしているか、何のゲームが好きか、蝶を集める趣味があるかといったことのほうがよほど大事なのだと。

そして王子の一人語りが続く。彼は6つの星を訪れ、それから地球にやって来たのだ。1つ目の星では、王様がとても小さい星を支配していた。そこに住んでいるのは、王様とネズミ1匹。しかし、王様は全てを支配しているという。誰もいない星で、権力に何の意味があるのだろうか?

次の星では、虚栄心の強い男が、自分を賞賛しろと言う。彼以外に誰もいない星で。

3つ目の星にいたのは、酒を飲み続ける男。酒を飲むつらさを忘れるために飲み続けているという。

4つ目の星でも、王子は理解しがたいふるまいをする大人に出会う。そして王子は考える。「大人というのはなんて奇妙なのだろう」と。

第5、6の星を経て王子は地球にたどり着く。そして人を探し、あちこちを歩き回る。そこでキツネに出会い、「本当に大切なことは目には見えないんだ」と言われる。

決して幸せには見えない大人たち。本当に大事なことを知っている王子。いろいろなことを示唆してくれる物語だった。
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2017年07月22日

風の又三郎

「風の又三郎」                      宮沢 賢治
★★★★★



谷川の岸に、小さな小学校があった。生徒が少ないので、全体でたった1クラスしかない。

ある朝、1年生が学校に行くと、赤い髪の見慣れない少年が席に座っていた。生徒たちは誰もその少年のことを知らなかった。ある生徒が、その少年は「風の又三郎」ではないかと言い出す。その少年は転校生だったが、他の子供たちは黒い髪に着物なのだ。その少年は赤い髪に洋服なので、特に目立つ。

あまりにも他の子供と違うため、生徒たちは又三郎(本名は三郎)を素直に受け入れることができない。三郎が来ると風が吹く、と子供たちは信じている。

それでも、しばらくすると子供たちは三郎と遊ぶようになり、一緒に一郎(6年生の生徒)の兄が働く牧草地に行く。しかし、遊んでいるうちに、そこの馬たちが外に逃げ出し、それを追った一郎たちは道に迷ってしまい・・・。

ミステリアスな雰囲気の三郎。絶え間ない自然の変化。そんな物語を読み進めていくと、三郎は確かに「風の又三郎」的な雰囲気を身につけているのを実感する。

子供のころ、心がざわざわするのを感じながらこの話を読んだなあ、と懐かしく思いだした。
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2017年07月15日

ヘリオット先生奮戦記

「ヘリオット先生奮戦記」               ジェームス・ヘリオット
★★★★★



主人公は新米獣医のヘリオット。今日は牛の出産の手伝いをする。かなり苦戦したが、何とか小牛を引っ張り出すことができた。

ヘリオットを雇っているのはファーノンという獣医である。ヘリオットが大学の獣医学部を出たのが1937年。その年は仕事口がなく、80人で2、3の仕事を取り合う状態だった。しかし、幸運なことにヘリオットにはファーノン先生からの手紙が届き、会うことになっていた。

ファーノン先生は、ヘリオットを診療所に連れて行くと、いきなり何かの粉末に油を入れて化学反応させ、部屋を煙で充満させてヘリオットを驚かせる。なかなか茶目っ気のある人物のようだ。

そして2人は馬の往診に出かける。その馬はひづめの奥に膿がたまっていて、ファーノン先生はヘリオットにその治療を任せる。きつい手術だったが、ヘリオットは何とかやり遂げた。

ヘリオットは試験に合格し、ファーノン先生の下で働くことになる。就職して2日目の夜、ファーノン先生は外出中。そこに電話がかかってきて、ヘリオットは腹痛の馬の治療に行くことになる。ヘリオットはこの問題を解決できるのか?そして、この物語の行方は?

何しろ新米なので、一つひとつの仕事は大変である。つらい選択もしなければならない。人間の医者はもちろん責任重大だが、獣医の仕事も大変であることが分かる。悲喜こもごものヘリオットたちの日々が描かれる。難しい単語もいくつか登場してちょっとつっかえるが、単語リストもあったので、それほど苦労せずに面白く読めた。
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2017年07月10日

銀河鉄道の夜

「銀河鉄道の夜」                       宮沢 賢治
★★★★★



主人公はジョバンニ。学校で授業を受けているシーンから始まる。ちょうどその日はケンタウル祭で、先生は天の川について授業をした。

人々は祭りの準備で、葉っぱのボールをつるしたり、松の枝にライトを付けたりしている。しかしジョバンニは貧しかったため、印刷会社で活字を拾うバイトをしていた。その仕事が終わってお金をもらうと、食べ物を買って家に帰る。食事をして、母に祭りを見に川に行くと言って、ジョバンニは出かける。

丘の上で寝そべって星を眺めていると、いつの間にか列車に乗っている。向かいの座席には、親友のカンパネルラが!そして列車は夜空を走っていく。周りの幻想的な風景が描かれる。賢治の持つ世界観が存分に表現されている。

この列車の旅で、ジョバンニたちは化石の発掘をする教授や、鳥を捕る男などに出会う。彼がシラサギを捕る様子などは、豊かな想像力にあふれている。

この物語で描き出される列車の旅は、死への道でもある。死後の世界がこれほど美しいところなら、死ぬのも怖くないなと思わされる。宮沢賢治は想像力豊かな人だったことが(そして、おそらくロマンチストだったことも)よく分かる作品である。
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2017年07月04日

ザッカーバーグ・ストーリー

「Facebookを創った男:ザッカーバーグ・ストーリー」      トム・クリスティアン
★★★★★



1984年、マーク・ザッカーバーグは生まれた。父は歯科医、母は精神科医という裕福な家庭だった。

父が、ザッカーバーグにプログラミングを教えた。ザッカーバーグが11歳になると、家庭教師からプログラミングを本格的に学ぶ。たちまち上達し、自分でゲームを作って遊ぶようになる。そして、14歳の時に、父親が仕事で使える簡易メッセージソフトを作ってしまった。それが1996年、AOLがインスタント・メッセンジャーを出す前のことである。

その後ザッカーバーグは、元米国大統領も卒業した名門高校に転校する。そこで、Synapseという音楽再生ソフトを開発する。このソフトは、その人が聴く音楽を理解し、お勧めの音楽を知らせてくれるのだ。

卒業後、ハーバード大学に進み、コンピューター科学と心理学を専攻する。2年の時には「フェイスマッシュ」というウェブサイトを作った。ハーバードの学生の外見を比較するサイトで、他の学生から批判を浴びて、すぐに閉鎖されてしまったが。

しかし、そのことを知ったハーバードの4年生3人から、ハーバードの学生の交流サイトを作りたいと言われ、そのプログラミングをするように頼まれる。それがフェイスブックの元になった、と思ったのだが、実はそうではなく、彼らと会う前にザッカーバーグはすでにソーシャル・ネットワーキング・サイトを作っていた。それが現在のフェイスブックの前身となるサイトである。作って1か月で、ハーバードの学部生の4分の3が登録した。フェイスブックは、ハーバード以外の大学にも広がっていった。

だんだんフェイスブックが大きくなっていくにつれてサーバーのレンタル料などもかかるようになり、金が必要になってきた。そこで、フェイスブックにマスターカードが広告を出し、思った以上の宣伝効果があった。

そしてザッカーバーグはハーバード大学を中退する決心をする。

それから、フェイスブックはページに広告を載せて収入を得るという現在のスタイルを確立していくことになる。その後の経緯については、本書を読んでいただきたい。

読むと、ザッカーバーグは決して金ばかりを追いかけていなかったことが分かる。ビジネスとしてではなくスタートさせたサイトがあそこまで大きくなってしまうのだから、ネットの持つ可能性は計り知れない。私も仕事でネットを十分活用させてもらっているが。

伝記を読むのはもともと好きだが、英語で読むと達成感がある。これからもできるだけ読み続けていきたい。
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2017年06月25日

グリム・クラシックス

「グリム・クラシックス」



グリム童話の短編集である。

「ヘンゼルとグレーテル」

昔々、ヘンゼルとグレーテルという兄妹がいた。父は貧しい木こりで、まともに食べ物が手に入らなかった。ヘンゼルとグレーテルの継母は子供たちを森の中に捨ててこようと言う。父はもちろん反対するが、本当に食べられないので、しぶしぶ同意する。しかし、子供たちはそれを聞いていて、ヘンゼルはポケットに白い石をたくさん詰め込んでおいた。そして翌朝、両親が自分たちを森の中へ連れて行く時に、その石を目印として少しずつ落としていくのだ。それで、夜になって森の中に置いて行かれても、月明かりで小石を見つけ、家に戻ることができた。

しかし、本当に食べるものがなく、継母は森のもっと奥に子供たちを置いてくるしかないと言う。父はそれに従わざるを得なかった。今度は、ヘンゼルはパンくずを少しずつ地面に落としていった。また森の中に置き去りにされ、パンくずを目印に家に戻ろうとするが、鳥に全て食べられて、帰る道が分からない。ヘンゼルとグレーテルは歩き続け、お菓子の家にたどり着く。兄妹は喜んで食べ始めるのだが、その家に住んでいたのは・・・。

たぶんこの話は読んだはずだが、あまり覚えていない。面白いのだが、何がテーマなのか、いまいちよく分からない。

「カエルの子」

美しい王女がいて、カエルに助けられ、そのお礼に自分を愛するように求められる。王女はカエルを嫌うが、その正体は・・・。たった11ページの超短編である。

「ガラス瓶の中のお化け」

貧乏な木こりの息子が、ガラス瓶の中に閉じ込められたお化けを助け、魔法の杖をもらう、という話。何ともうらやましい話である。その杖がなければ、ただの人なのだが。

他にも、「踊ってぼろぼろになった靴」「糸を紡ぐ三人の女」を収録。一つひとつの話は短いので、読みやすい。内容も変化に富んでいて、飽きさせない短編集だった。
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2017年06月12日

アンネ・フランク物語

「アンネ・フランク物語」                  ニーナ・ウェグナー
★★★★★



アンネ・フランクはユダヤ人で、1929年にドイツで生まれた。両親と姉1人の4人家族である。

アンネは小さいころから社交的な性格だったようである。一家は幸せに暮らしていた。

そのころ、ドイツは第一次世界大戦で敗北し、多額の賠償金を払う必要があった。そのためにドイツ政府は弱体化し、国民は貧しくなった。そこに出てきたのがヒトラーである。ヒトラーは政府が新しくなり、ユダヤ人がいなければドイツは再び復興する、と訴えた。そこから、ユダヤ人に対する差別が始まる。フランク家は、ドイツにとどまるのは危険だとみて、オランダに移住する。

アンネはオランダ語もすぐに覚えて、友達もできるのだが、あまり優秀な生徒ではなかったようだ。ただ、書くことは得意だった。また、学校の人気者でもあった。

アンネは数学が嫌いで、数学の授業ではおしゃべりばかりしていて、先生に注意された。しかし、書くことが得意だったため、母もおしゃべりだったとか、おしゃべりなアヒルの童話などを書き、怒られることを免れた。

しかし、1940年になると、そんなアンネたちに、ナチスの魔の手が・・・。ヒトラーは精神的、身体的に問題がある人たちは役に立たない、と考えてどんどん殺した。優生思想である。

そしてドイツはオランダを征服する。それからユダヤ人への迫害が始まるのだ。ユダヤ人は仕事を失った。オランダに何人ユダヤ人がいてどこに住んでいるのかも把握されていた。そしてヒトラーは恐ろしい目標を立てる。ヨーロッパの全てのユダヤ人を殺す、という目標を。オランダのユダヤ人は、殺されるか強制収容所で重労働させられるかのどちらかだった。そこで、フランク一家は以前経営していた店の一部を隠れ家とし、そこでひっそり暮らすことにした。

その少し前から、アンネはあの「アンネの日記」を書き始めるのだ。ここから先は「アンネの日記」を読んでもらった方がいいと思う。(私は未読ですが・・・汗)

いつ見つかるか分からない隠れ家での生活。カーテンも開けられず、大きな物音も立てられない。気づかれれば、強制収容所行きは確実である。そんな中でも希望を捨てず、仕事や目標を見つけて生活しようとするアンネたちの姿勢が印象的である。そんな普通の人たちの生活を平気で踏みにじるナチスの冷酷さを思い知らされる本だった。
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2017年05月28日

ジキルとハイド

「ジキルとハイド」                  R・L・スティーヴンスン
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ある場所で女の子が殴り倒された。周りの人たちは犯人を捕まえ、その男はお詫びのしるしとして金を支払った。非常にいやな感じの男で、自分のことをハイドと名乗った。

そのことを聞いた、ジキル博士の友人である弁護士のアタソンは、博士から遺書を預かっていた。そこには、ジキル博士の財産は全てハイドに譲ると書かれていたのだ。そのことに疑問を抱くアタソン。

ジキル博士と話をするために家に行くが、博士は外出中だった。2週間後に会って話すと、できるだけハイドを助けてやってほしいと頼まれる。

それから1年後―。ある家のお手伝いがハイドが老人を杖で殴り、蹴飛ばして殺してしまうのを目撃する。その杖はジキル博士のものだった。アタソンはこの事件を知り、警察をハイドの家に案内するが、ハイドはいなかった。

アタソンはもう一度ジキル博士の家に行き、話をする。博士はショックを受けているようだった。そして、ジキル博士はもう二度とハイドは現れないと言う。確かに、その後しばらくは現れなかった。

しかしある日、アタソンがジキル博士の家に行くと、会ってもらえなかった。何日間もそんな調子である。アタソンはジキルとも親交があるラニョン医師のところへ行くが、彼はひどくやつれているような様子で、ジキルのことは聞きたくないと言う。

その後、アタソンはジキルと顔を合わせる機会があったのだが、彼の様子は普通ではなかった。そして、ハイドが再び・・・

あまりにも有名な物語である。しかし、大まかなところは知っていても、話のディテールはけっこう知らない点があり、「こんな話だったのか」と確認しながら楽しめた。英語の勉強にもなるし、名作を簡単な英語で読んでいくのは悪くない試みだ。
posted by 三毛ネコ at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ラダーシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

びんの小鬼

「びんの小鬼」                     R・L・スティーヴンスン
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ハワイにケアウェという男がいた。

彼は世界や大都市を見たいと思い、サンフランシスコに行った。そこで、ある男と出会う。男は小びんを持っていて、50ドルでそれを売ってやると言う。その小びんの中には小鬼がおり、頼むと何でも好きなものを与えてくれるらしい。しかし、寿命を延ばすことだけはできず、小びんを持ったまま死ぬと、その人は地獄に行ってしまう。小びんを売れば地獄へは行かなくてすむのだが、その小びんは買った時よりも安い値段で売る必要がある。買った時と同じ値段や、高い値で売ると小びんが自分のところへ戻ってきてしまうのだ。

ケアウェはそれを50ドルで買い、試しに「50ドル返してくれ」と小びんの小鬼に言うと、ちゃんと50ドルが戻ってきたのだ。そしてケアウェはある願いをするのだが、その願いは彼の望まないような形で実現された。願いをかなえてくれるのは神様ではなく小鬼なので、やり方も喜べるようなものではないのだ。

ケアウェははそのびんをすぐに売ってしまうが、その後、しばらくして彼は病にかかり、もう一度小びんを手に入れて病気を治そうとするが・・・

なかなか毒のある話である。星新一のショートショートを思わせる。ケアウェ夫妻が考え出す解決法は、私が思いついたのと同じであった。ラストは少し予定調和的な感じもするが、ちゃんとまとまっていて、楽しめる小説だった。
posted by 三毛ネコ at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ラダーシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする